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左岸のオステルリッツ駅と右岸のリヨン駅を直接結んでいる橋。交通量の多いオステルリッツ橋の渋滞を緩和するために建設された。完成が1996年、オステ ルリッツ駅方面からリヨン駅方面への一方通行だ。当初ジョンティ橋と呼ばれていたが、1998年に現在の名前になった。2006年に末っ子のシモーヌ・ ド・ボーヴォワール橋(Vol.005)が生まれるまで、パリで一番新しい橋だった。

しかし、なんだかへんだ。これまで見てきた橋とは違いすぎる。

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シモーヌ・ド・ボーヴォワール橋は見るからに女性的な魅力を備えていたし、ベルシー橋 は立派に力強い男性美にあふれていた。それに比して、この中性的なオブジェはいったいなんだろう。両岸を結んでいなければ、「橋」であるかどうかもわから ないくらいなのだ。なるほど、飛行機の羽をイメージしているとか。ずいぶん細長なそれが、まるめた両手の指、あるいは二つの花びらみたいに見える橋脚に ちょこんと乗っかっているだけで、まるで重力の法則をからかっているではないか。(その2に続く)