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さて、パリにはバスチーユから北東郊外のヴィレットまで続く運河がある。

映画の舞台となった「北ホテル」やおしゃれなブティックの並ぶサンマルタン 運河を北上する観光クルーズは、セーヌ川のバトームーシュと違って、暖かいシーズンだけ小さな船で水の高低を操作しながら進むのんびりコース。バスチーユ が出発点だ。

船着き場はプレザンス港Port de Plaisanseといい、その水はセーヌ川手前でせき止められている。かつてナポレオンはこの港の周りに3階建ての穀物庫を5棟建てた (1807−1808)。別名「潤沢倉」と呼ばれたこの倉庫群には小麦や食用油、ワインなどがぎっしり保存されていたという。備えあれば憂いなし。華麗な る戦争の天才の一面が垣間見えるようだ。1871年のパリコンミューンで焼けてしまって、現在は残っていない。(その4に続く)