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バスチーユからアンリ4世大通りを通ってシュリー橋を渡る手前左にアルスナル建築図書館があり、パリの歴史的建造物について知ることができるスポッ トだ。バスチーユ広場を背にプチ・ブラを渡ると、右手にサン・ルイ島の有名なランベール館が見え、左手がバリー公園だ。その先のグラン・ブラからはトゥル ネル橋、シテ島、そしてノートルダム大聖堂の勇壮な後ろ姿など、すばらしい景観が広がる。正面にはアラブ世界研究所のモダンな建物。建築に興味がなくて も、高いところが好きな人は最上階のカフェでミント・ティーを飲むといい。

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前回見たように、左岸の旧サン・ベルナール港は野外彫刻博物館となっていてそぞろ歩きに最適だ。アラブ世界研究所の隣に建っている、いつ来ても工事 中のうっとうしい建物・・・このいかにも野暮な姿は、パリ第七大学(ジュシウ・キャンパス)。これはこれで、パリの一つの名所でもある! というのも、 1959年、かつてのワイン蔵La Halle aux Vins(ラ・アール・オ・ヴァン)跡地にプレハブの校舎が設置されてからというもの、未だ仮校舎のままで常に物議をかもしているスポットなのだから。何 かあるたびに学生たちが機動隊とぶつかり合う場所であり、6年ぐらい前からアスベスト問題のため緩い解体工事が行われているものの、その有効性が大臣より 内部告発されるという始末。惨めな臓物をさらしているこのキャンパスが「科学的思想の物質化」(学長の台詞)として生まれ変わるのは、まだまだ先になりそ うだ。