この場所はセーヌ川が極端に狭くなる。

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街の近代化に合わせて河岸の整備が進んでいた頃、この川幅に三つのアーチでは船が通りにくく不便ということになっ た。となりのドゥブル橋も三つのアーチだったのが1848年に一つのアーチとなっていたので、1850年、同じくアーチ一つの橋に建替えられ、1853年 に完成した。

これが今残っている橋である。装飾の一切ない地味な橋、プティ・ポンは、今でもパリで一番小さい。長さ32m、本当にかわいい橋だ。幅のほうは 20mあり、歩行者天国のサン・ルイ橋(長さ67m幅16m)やドゥブル橋(長さ45m幅20m)と違って、ややずんぐり型、短いながらもれっきとした自 動車道である。古代からあったローマ人の通り道を北から南へとつないでいる。

プティ・ポンを渡った通りがプティ・ポン通り、その先はサン・ジャック通りとな り、右手にソルボンヌ大学、左手にパンテオンのあるカルチェ・ラタン地区へと続いている。(その4に続く)

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