橋を渡って左岸モンテベロ河畔がわにパリ郊外線RER「C」線ノートルダム−サン・ミッシェル駅の出入り口がある。

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右手のサンミッシェル河岸19番地には かつて画家のマティスが住んでいた。現在ではお土産屋、バー、ホテルが並ぶ超観光地だが、どんなに小さな屋根裏部屋でも、そこからの眺めは超一級だから、 どれほど絵心を刺激されたことだろう。もっともマティスはフォービズムの作家として認められていたから、立派なアトリエだったのだろう、高い位置から見た ノートルダム大聖堂を描いたのが1905年頃である。後のマティスの絵を見ると、こうした風景がかならずしも画家にインスピレーションを与えたものでない とはいえ、早い時期にこうした風景にどっぷり浸かっていたからこそ、あの鮮やかで軽やかな境地にたどり着いたのではないのだろうか。

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モンテベロ河岸にはカフェ・バー・レストランが並ぶ。どんなに寒くてもテラスで語らう人たちの目の前にはノートルダムが優雅な姿を見せている。となりはレストラン、そのとなりはイギリス人経営のシェイクスピア&Co. という英語本専門の古本屋。何となくいわくありげな老人やパンクの若者など雑多なお客でにぎわっている。ここには最近ティー・ルームが出来た。

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少し中に入ると、カナダの古本屋やパブ形式のバーも多く、カフェ・バーでは毎晩ジャズライブをやっている。建物も古い歴史地域のせいでここら辺は英語圏の人のお 気に入りなのだろうか。ハローとギャルソンがすぐに英語で話しかけてくる。あ、一つ日本の居酒屋ができた。