ts_quai_mitteran

橋 を右岸に渡った正面は、ルーヴル美術館の一部フローラ・パビリオン、エコール・ド・ルーヴルという美術学校だ。少し右に下がると、両側にライオンの立つリ オン口(Porte de Lion)がある。一般にあまり知られていない美術館入り口だ。ピラミッド口はいつもかなり長蛇の列ができていて長く待たされるが、ここからだとほとんど 並ばずに入ることができるが、閉まっていることが多いので要注意。右手の降り口から入ったところはドゥノン翼になる。2階のスペイン絵画を抜け、イタリア 絵画の18世紀、17世紀・・・と長い長い廊下を通って「モナリザの微笑み」まで、400mぐらいは歩く。

t_porte_de_lion

一 昔前、世界的ベストセラーとなったミステリー小説「ダヴィンチ・コード」の前半にロワイヤル橋が出てくる。象徴学者ラングドンと暗号解読のプロであるヌ ヴーが警備員の手から逃れてルーブルから脱出する下りで、このドゥノン翼最西にある男性用トイレの窓から二人は飛び降り、トラックの荷台に着地する。かな りのスリルとサスペンスだ。ところが実際は、館内の見取り図を見てもそのあたりにトイレはないし、第一、ルーブルからの脱出は不可能なのだ。ルーヴルでは 万が一、悪さをする輩がいても決して逃げられない仕組みになっているらしい(2003年に、仕事でルーブル美術館館長のインタヴューの時に直接聞いた話) が・・・とにかく小説では、ロワイヤル橋付近へ落下したことになっている。(その4に続く)

t_taka