現在の鋼の橋は左岸と右岸をひとっ飛びに跨ぎ、橋桁が1本もないアーチ式だ。渡ってみると分かるが、人が通ると少し揺れ流れるし、中央に来ると、なんだかセーヌ川の上に浮かんでいるような感じ。先に見て来たシモーヌ・ド・ボーヴォワール橋(Vol.005 参照)と同じように歩行者専用、あちらが37番目で、こちらが36番目、1999年に完成した。

長さ106m、幅15mの鋼製二重アーチ構造、遠目に見 た鋼のスタイリッシュな景観とは違い、実際に歩いてみると、橋の上面がブラジル産の木材で覆われているからか、親しみやすく暖かい。やはり木製のベンチが 設置され、お天気のいい日はこのウッドデッキ風の橋の上でゆっくりセーヌの川の流れや周囲の景観を楽しむことができる。とはいえ、基礎は地下15mまで達 し、150トンの重量を支えているから、多少揺れても心配はない。パリ出身の設計者マルク・ミムラムは1999年、「銀の定規」賞を受賞した。このとき、橋の名前はまだ「ソルフェリノ」だった。

s_hashi1

ウィ キペディアの説明には、「2006年10月9日にセネガル大統領レオポルド・セダール・サンゴールにちなんで」とある。バス停の名前はいまでもソルフェリノ橋のままなのだが、なるほど、新名称だったのか。

では、なぜこの人物の名前になったのだろう?(その3に続く)