右岸のシャンゼリゼ方面から左岸に渡るときに最も多く通る道筋であるため、1983年にもリフォームされテイル。今日ではペリフェリックを除くパリの橋の中で、最も交通量が多い橋だ。車やバスで、コンコルド広場からこの橋を通ってみるとわかるが、この橋の車量の多さと言ったら半端ない。信号なんかあって泣きがごとき無法地帯となってしまう。めちゃくちゃな運転マナーで、誰もが我先に橋を渡ろうとするのだから。

(ウィキペディアより)

左岸に渡ると7区となり、その正面に見えるのが国民議会(Assemblée nationale)、かつてのブルボン宮である。後ろを振り向くと、コンコルド広場の向こう側にも同じような建物が見える。マドレーヌ寺院だ。このように対象に建物を置く感覚は、いかにも幾何学好きなフランス人らしいと思う。

橋自体はそうでもないが、橋から見える風景が素晴らしい。ブルボン宮とマドレーヌ寺院という2つのギリシャ神殿を見渡せるからだ。この橋の名前を知らなくても、パリという街の綿密に計画された対称美を感じられる。

しかも、国民議会を頭に、マドレーヌ寺院を足元に、コンコルド広場の右側がシャンゼリゼ、左側がチュルリー公園、これらが、まるで巨大な十字架のように配置されている。もしくは、凱旋門を頭に、ピラミッドを足元に、右側がマドエーヌ寺院、左側が国民議会、とすれば、さらに大きな十字架となる。どちらも、その十字架の中心部は、かつて革命時、ギロチン台で多くの血が流れたコンコルド広場という・・・この設計をした人間が誰なのかはわからないが、たぶんそれを狙っていたのだろうと思う。まさしく、ジーニアス!と、ここに来るたびに一人感動してしまう。

さて、そのコンコルド広場には観覧車が設置されている。この観覧車、かなり高く、スピードも結構早い。高所恐怖症の人はまず無理だ。20年くらい前は、ただのボックス席にバーがあるだけで吹きさらし。「コンコルド広場観覧車殺人事件」・・・険悪な仲の人とは乗りたくない、デンジャラスな乗り物だった。ご安心ください。現在は、キャビンになっているから安心です!

橋の脇の階段から河畔に出てみよう。

 

橋のたもとでは、若者たちが思い思いにくつろぐ姿が。広めに作られたスペースにはカフェがあったり、休憩用の椅子が置いてあったり、憩いの場所になっている。パリ一交通量の多い橋なのに、その数メートル下では、なんとのんびりしたユルい空気。こういうのもパリの魅力の一つなのだ!